論理的思考力を鍛える本6

皆さんこんにちは。 

現在2020年の3月ですが、世の中はコロナウイルスの話で大変な騒ぎですね。 学校は休みだし、会社も業種によっては仕事なくなり休業になってるし、株価は暴落しているし、挙句トイレットペーパーまで無くなった騒ぎです。

 

そのような混沌とした世の中でも、論理的思考力があれば、問題は解決できる。

問題の本質を見抜くことができず、感情に流されて行動していれば、実際には無くなっていない、トイレットペーパー不足問題に煽られて行動することになります。

 

問題はなんなのか? これを見抜くことが論理的思考の最初の一歩。

問題がわからなければ、課題がでないし、当然改善策もでない。

 

問題を特定できたら、そこから思考がぶれないように、課題を抽出していく。

 

思考がぶれないようにしていくために、ロジカルシンキングではイシュー(論点思考) という言葉があります。 そのことについて、今回読んだ本から学びました。

 

頭がいい人の「論理思考」の磨き方

頭がいい人の「論理思考」の磨き方

  • 作者:渡辺 パコ
  • 発売日: 2015/03/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

初心者向けにかみ砕いた内容ではない印象ですが、これまで読んだ中で書かれていなかったイシューということと、思考の持久力という言葉がためになりました。

 

今何について考えているのか? 何の議論しているのか? ついわからなくなったり方向がぶれてしまうことはよくあります。

そのために思考を始める前に、イシューを決めること、何について考えるのかを決めずにやみくもに、考えても何を解決したらいいのか定まらない。

そして一度イシューを決めたら、そこからぶれないように思考を深めていく、思考の持久力は重要だと思いました。

 

僕も自覚していることですが、話がぶれてしまって、何が問題だったのか、わからなくなることは多々あります。

イシューということを知って、イシューから外れないように意識する、ということができるようになっただけでも、読んでよかったです。

 

そのほか前半部分はロジカルシンキングの基本的なツールである、帰納法演繹法、ピラミッドストラクチャーについての紹介の後、イシュー、サブイシュー、キーライン、とロジックを組み立てていくことを学びます。

 

後半部分は、実践編があり、著者の学生が説いた問題も紹介されて、解説がされます。

 

すらすら読みやすい本ではなく、紙とペンを持って、思考しながら読んでいく本なので、時間はかかると思います。

多分、流し読みをしても、論理的思考力は身につきません。

 

手は外部に出たもう一つの脳といわれるように、手を動かして思考することが重要だと本の中にも書かれていました。

頭の中だけで考えないように、僕も紙とペンを持って、思考を整理する癖をつけていきます。